通訳と翻訳の違いとは何でしょうか?
「通訳」と「翻訳」は、共に一つの言語を異なる言語に置き換える作業なので、翻訳ができれば通訳もできるだろうと世間では思われがちです。
しかし、実は、その性質は作業的に大きく異なります。
当たり前のことですが、「通訳」は声を通じて言語を訳すのに対し、「翻訳」は文字によって言語を訳します。
つまり、翻訳者は文章での表現力が、通訳者は音声での表現力が必要となってくるのです。
「翻訳」は基本的に締切はあるものの、原文をもらってから辞書を引いたり、表現を吟味したりして、じっくり考えながら訳すことができます。
これに対して「通訳」は、聞いた事柄を瞬時に正確な日本語に直さなくてはならないし、知らない単語があるからちょっと待って、などとはいかないのです。
翻訳と通訳では、訳すための「テクニック」に大きな相違があります。
つまり、これから語学に携わった職業につこうという人は、翻訳者と通訳者では、身につけなくてはいけないスキルが大きく違ってくるという事を理解し、目指す場合は、自分はどちらになりたいのか、またどちらが向いているのかを冷静に判断しなくてはいけません。